会社概要

作っているのは「車の未来」です

矢作産業株式会社、代表取締役社長、黒野準です。

弊社は1947年の創業以来、自動車部品の製造と自動車ボデー開発事業に携わっております。
愛知県には自動車関連の企業様が多数ありますが、矢作の大きな特色は、試作ボデー開発においてワンストップで生産できることです。
全ての工程の機械を揃え、見た目・強度の両面で高い基準値をクリア。中でもトヨタ車のボデーの試作においては歴代の名車すべてを手がけ、世に送り出す一端が担えたことは私たちの誇りです。
またニーズに合わせ、ロットの少ない少量号口から大量生産まで対応可能。特に少量号口は日々強化し、「軽量・高品質・短納期」にこだわっています。
こうした矢作のものづくりを支えるのが、熟練の職人たちです。データから加工・組付までできる職人が減る中、高い技術力を今後も伝承していきたいと思っております。

ご存知のように車離れが叫ばれ、自動車業界も100年に一度の転換期。「この状況で、まだ車で勝負するのか？」というお声もいただきます。
しかし、手作業の時代から培われた職人魂と、真摯に車と向きあい続けた経験を元に、「矢作にしかできないこと」で、今こそ勝負したいと思います。
「2035チャレンジ」もそのひとつです。具体的には現存する車を改造して試作したり、矢作の技術力を車以外に活かす方法などを思案し、新しい風を吹かせるべく奮闘中です。

私自身、1998年に入社し、職人の大先輩のお陰で切磋琢磨してきました。
2018年に社長に就任してからは、技術の継承とともに「いかに楽しい職場であるか」ということを追求しています。
そんな私の夢は、いつか、デザインから起こしてオリジナルの車を作ること。
少年の頃の淡い記憶にある「車」を、大人になって実現できたら嬉しいですね。

自動車業界は目まぐるしく変化しますが、今後も町工場のようなフットワークの軽さと、次世代の車の開発にじっくり取り組む力強さを併せ持ち、古さと新しさを大切にしながら歩んでまいります。
そして社是である「和」の言葉どおり、社員だけでなく、お客様やコミュニティーとも和で繋がっていきたいと思います。

これからも、矢作産業へのご支援をよろしくお願いいたします。

代表取締役社長　黒野 準